後藤新平論の現在と今後の研究課題—台灣史研究の視点から
本文發表於 2007 年 09 月 19 日 11:43下為後藤新平(1857-1929)著童軍服照片這是早稻田大學台灣研究所研究員春山明哲教授2007/9/14應「開放的台灣史讀書會」之邀請來會演講的講題。作為會員之一,聽到他要來演講見表示非常期待。「開放的台灣史讀書會」是原吳密察教授在台大外的咖啡廳的論文報告研討會,因吳教授高昇無暇照顧,由東海大學陳計堯教授代替,後來改名「開放的台灣史讀書會」。台灣研究所是早大繼1997年成立的アジア太平洋研究センター ,在2003年成立的。早大一向對台灣相當友好,一方面是校友多,一方面是早大有西川潤教授(網站一、網站二 ),他的父親是西川滿(1908-1999),談到西川滿對台灣的感情,相信對台灣研究有點了解的人,都會理解。以下簡介春山教授報告:他談他的略歷:「1946東京生,1971東京大學工學部卒、1973同大學碩士課程修了,1974博士課程中退,同年國會圖書館入館,今年3月退休,4月任台灣研究所研究員,6月任台灣學會理事長。」
他的著作:
- 台湾島内情報・本島人の動向 / 春山明哲編・解説. — [復刻]. — 不二出版, 1990.
- 台湾霧社事件軍事関係資料 / 春山明哲編・解説. — [復刻版]. — 不二出版, 1992.
- 近代日本と植民地 統合と支配の論理 明治憲法体制と台湾統治 春山明哲
- 「台湾近現代史研究会のことなど―私の『日本の台湾統治政策史研究』の文書箱から」春山明哲
- 孫文と後藤新平(その2) 春山明哲
- 「近現代日本人物史料情報辞典」岡松参太郎(春山明哲)
- 日本植民地主義の政治的展開―その統治体制と台湾の民族運動 一八九五~一九三四年 (1980年) 春山 明哲
2007/9/14春山教授演講題綱:
一、「近代台灣の中の日本人」という視点
- 2002/5/23 早稻田大學台灣論講座
- 2003/6/14 日本台灣學會第5回學術大會
- 2004/7/10 第3回台灣歷史研究會
二、日本における最近の後藤新平論の動向
- 後藤新平の再認識、檢証と評價の「推進力」
- 後藤新平生誕150年に關連したイベント、企画
- 後藤新平に対する関心の特徵と背景
- 私の最近の後藤研究
三、後藤新平研究の課題–台灣史研究との関連からの問題提起
- 一次史料による實証的研究
- 研究成果の共有
- 国際的な共同研究(ネットワーク)
(PS. 對以上4頁講稿有興趣的朋友可以找e-mail給我,或在本文末填email寫回應)
春山教授談在日本的一些有關後藤新平的出版品:
- 後藤新平の会 会報
- 《環》Vol. 29特集 世界の後藤新平/後藤新平の世界
- 別巻 後藤新平大全 御厨貴 編
由於我的頭部在2006/1/6開刀4次,記憶力受到傷害,忘記部分就抱歉啦!可以從網路查詢。春山教授談到發現岡松參太郎文書的經過,他說早先曾經去找過岡松家,但說沒有,後來岡松家找國會圖書館準備捐給圖書館,最後由早稻田大學得到這批資料,目前處理中。當他打開書櫃發現收藏整齊的文書,非常感動與興奮,比挖掘到寶藏還高興。岡松參太郎文書數量如何?如果是少數一些,就沒有必要在此宣揚,根據春山教授的描述,我看有一貨櫃車子,也許還不止。看來岡松參太郎文書整理公開後,台灣史研究會進入新階段。春山教授談到 『世界の後藤新平/後藤新平の世界』有2個露西亞人利用露西亞機密檔案(蘇聯解体後公開)研究露西亞檔案內的後藤新平,其實,露西亞檔案內的日本或日本共產黨、露西亞檔案內的台灣或台灣共產黨都是有可能的研究題材。
2007-09-19, 10:55 下午
學長
我想要那四頁演講稿,可不可以寄一份給我。
上禮拜有把後藤新平的書寄到台灣給您,不曉得有沒有收到。
麻煩您了
2007-09-20, 11:48 上午
已經把那4頁外加2頁scan成電子檔,透過e-mail送給你,沒有你的address只好拜託凱劭轉寄啦!
至於後藤新平的書,還沒有收到,如寄往我家,家常沒有人在,如果收到一定回用e-mail讓你知道,日本的出版品非常精緻,價格也不低.謝謝你送我這麼貴的禮物.
台灣對後藤新平的研究確實要加強,但春山教授講到有些資料還有待挖掘.對我而言,總督府研究所的資料為什麼如此欠缺,它的成立及業績是值得重視的.在紅毛土技術史在台灣內,嘗試要寫詳細些,對業餘者是有困難的.總督府研究所與高木友枝博士之關係是我關切的課題.
2007-09-22, 11:28 上午
曾健洲せんせいん送我的《日本の近代をデザインした先駆者--生誕150周年記念後藤新平展図錄》已經收到了。非常感謝曾せんせいん的濃厚情意。會公開在此,是為了放送(broadcast)。此外,不想把此書只我欣賞而已,有興趣的朋友,可以向我借閱。影像如上所示
此書『台湾時代』從38頁到53頁,其主要內容為:
1. 後藤新平と児玉源太郎2. 後藤新平台湾阿片3. 後藤新平台湾阿片施行意見書4. 台湾總督府專賣局庁舍と阿片工場5. 專賣阿片関係各種鑑扎及び通帳見本、專賣阿片烟膏ラベル6. 大日本台湾總督府專賣局處方剂「後藤デシン」(年賀狀)7. ウィリアム‧バルトン肖像写真8. 永井久一郎肖像写真9. 万国衛生医事会議出席‧仏独国衛生事務視察出張命令10.東京市区改正上水設計第二報告書11. バルトンからへ永井久一郎の書簡12. (a)衛生工事調查報告書 バルトン‧浜野弥四郎(b)バルトン技師意見書13. 台湾總督府文官職員錄 浜野弥四郎14. 台北水道水源浄水場绘はがき15. 淡水水道湧水地標誌と鋳鉄製配水管16. 台北水道一般図17. 台湾縱貫鉄道全通記念绘はがき18. 台湾總督府庁舍19.最新詳細金刺分県図 台湾20.新渡戶稲造臨時台湾糖務局長肖像写真21. (a)維新製糖会社社屋(b)同社製糖工場22. 台湾阿里山を視察する後藤民政長官一行写真23. 第五回內国勧業博覽会 台湾館24. 台湾经営上旧慣制度ニ関スル意見25.基隆築港調查一斑26. 台湾平定に手こずる樣子を伝える雑誌「風俗画報臨時增刊」27. 東台湾臨海道路绘はがき。
我關心的課題基隆築港與電力,在後藤新平文書內有コンクリート之混合用「電力ミキサー」之記載(詳拙作《紅毛土技術史在台灣》p212)。在此書台湾阿里山を視察する後藤民政長官一行写真提到電力2字,問題是此電力我知道的資料是1929年有阿里山發電所,使用沙里仙溪的水,所以這是當時的想法。至於龜山水力發電所是台湾第一個供民間使用的發電所,沒有出現在本書。當時把無法進行的民營企業買收,當然會有正反2面的看法,從後面往前面看,買收是正確的。
此書以日本人的觀點書寫,當然無可厚非。但有一現象值得提出的是,日本人在1945年之後,所寫有關日本人在之前在台湾的歷史,通常有簡略或不提之情形。
2007-09-22, 12:11 下午
學長
聽到收到書的消息真是太高興了
一直擔心沒有收到
通常這類的展覽會的圖錄書籍,只印一版,再來就沒有了
剛上東京市政調查會的網站查了一下已經品切れ了
2007-09-24, 8:50 上午
謝謝曾せんせいん的體貼.
13.台湾總督府文官職員錄 浜野弥四郎所copy1906年職員錄上土木課技師一共有7人,除浜野弥四郎外還有高橋辰次郎,川上浩二郎,山形要助,德見常雄,十川嘉太郎、清水一德.這些技師對台灣的貢獻,要給他們寫一筆:
川上浩二郎小傳(1873.6.8-1933.3.29):
1873.6.8生於新瀉縣古志郡東谷村。1895.7第一高等學校卒業,1898.7東京帝國大學工科大學土木工學科卒業,同月任農商務技手,1899.7任台灣總督府技師,1900.8臨時台灣基隆築港局技師,兼台灣總督府技師。1901印度、爪哇、歐美各國遊學,1903.12歸國。1908.7臨時台灣總督府工事部技師,兼總督府技師。1909.10臨時台灣總督府工事部基隆出張所長專任。1912得工學博士。退官後任博多灣築港株式會社專務取締役。
依據東京大學留存資料,他的博士學位論文題目《基隆港の岸壁を論ず》,共分5篇。其中第二篇是有關調查工事及試驗工事,海水對水泥砂漿及混凝土的影響,詳述各種水泥砂漿實驗方法及其成績。目前經多方尋找,包括東京大學與日本國會圖書館都被我查詢過,東大留有論文摘要與評審文字。國會圖書館表示論文在關東大地震時燒失。依據《台灣日日新報》1912/7/14刊登學位授予式有他的名字,同月26、27日刊登接受訪問,談他的博士論文。次年《台灣時報》40號刊登他在鐵道Hotel演講概要「研究事項の要領」,其中第二篇第一章「膠泥及混凝土に及ばす海水の影響」及第二章「基隆に於けろ各種膠泥の實驗」,前者有5節,後者有4節分別為:セメント、砂及砂入膠泥、火炭酸化鐵及其他の物混入せし膠泥、鐵及膠泥の固著力。很有趣的事,他在這2次的對媒體發言,大談基隆港泥土軟弱與潮汐的副振動,避開火山灰,顯示他對此興趣不大,所以無法證明他介入火山灰混凝土試驗。《台灣日日新報》1910/1/19第三版有他對火山灰用於築港的談話,內容簡單。
1933.3.29死亡後葬於東京多摩甲。
根據總督府資料如下:
川上浩二郎﹑新潟縣人 明治6年6月8日~昭和8年3月29日
1899年7月19日 任臺灣總督技師
1900年8月27日 任臨時臺灣基隆築港局技師兼臺灣總督府技師
1908年7月30日 任臨時臺灣工事部技師兼臺灣總督府技師
1909年10月23日 免兼官
1909年10月25日 臺灣總督府土木部技師
1911年10月16日 臺灣總督府工事部技師
1916年10月2日 依願免本官
十川嘉太郎
十川是北海道札幌農學校土木科出身,是廣井勇的教子。1897年來台赴任,一直在總督府土木局當技師,設計方面有相當才學,有點憂鬱孤獨。不知他何時離台,根據堀見末子的記載,他應在1919年以前歸日。他在1934年底又回台觀光,留有一本《顧台》。在北海道大學圖書館留有一本《應用水理》。這本《顧台》留有日治初期土木工程、鋼筋混凝土、紅毛土等概況,可惜沒看到火山灰混凝土。
高橋辰次郎,山形要助,德見常雄請參閱《堀見末子物語》一書.
2007-09-24, 9:10 上午
《日本の近代をデザインした先駆者--生誕150周年記念後藤新平展図錄》,此書『台湾時代』從38頁到53頁,總共27項,編輯所要給讀者(日本人)的印象,如內容所示.但是對台灣業餘或素人來講,應該要提出看法.
與阿片有關達5項之多,而阿片國家專賣是站在財政立場所權宜出來漸禁論,國家賣毒品是需要指出與批判的.
台湾平定與東台湾臨海道路是一體的,透過對原住民的征伐達到東台湾臨海道路的開通,對原住民的征伐應給予譴責.
2007-10-02, 6:48 上午
內容越來月豐富了,謝謝!
2010-02-07, 9:57 上午
林兄
後藤新平文書原本由雄松堂發行微捲
這兩年後藤新平紀念館又整理出更多的信件
雄松堂打算出續集
因此也把過去微捲中的信函部分抽出
即將併入後續的信件集中
漢珍的後藤新平文書
依照雄松堂的要求
是抽出信件的
信件集的微捲和資料庫皆由雄松堂發行
和漢珍無涉
所以造成你找不到高木信件的結果
版主注:後藤新平文書資料庫
http://www.tbmc.com.tw/chinese_version/taiwandata/taiwan_21.html
最近知道這文書可以網路查核, 就輸入高木友枝, 非常訝異!!因此發email給黃兄, 因我記得有高木之信函!!黃兄回答如上, 供想使用此文書者參考!!
2010-06-13, 11:54 上午
林前輩
提供資料給您參考
1.跟據李乾朗著作”臺灣近代建築史 起源與早期之發展1860-1945″(我看的是民國79年6月三版二刷)第80頁
有一張”電話局”的照片,照片說明為「電話局建於1907年,德見及十川技師設計,為臺灣第一座RC建築,原址在衡陽路臺肥大樓」,這棟大樓1樓現況為銀行,說明裏面的德見及十川,若根據建築年代及兩位技師任職的年代應該就是德見常雄,十川嘉太郎兩位
2.根據我查的1911年最新飛行機鳥目全圖(2004,臺北建城120週年,魏德文及高傳棋),在今衡陽路及桃原源街交叉口西北角,確實有一棟”電話交換局”,在中山堂2樓的餐廳,可以看見一幅很大的空照照片(可能是為了1935年始政40週年博覽會所拍),有出現這棟建築的屋頂,是平頂,在周遭斜屋頂顯的突出,後來我不知在哪看到的資料,這棟建築物後來變成””電話局宿舍””
3.後來在今貴陽街及博愛路西北角又出現一棟電話交換局,其建築由於其歷史價值已被指定為市定古蹟
http://tw.myblog.yahoo.com/jw!_i.mAN.XAhhJPs.4I.8fP4ktfQ–/article?mid=2188
2011-01-11, 9:31 上午
貼一張增田次郎年輕時代與後藤新平夫妻(中央)之寫真。應該是珍稀品才對!!
出處:增田次郎自敘傳
2011-02-12, 9:45 上午
シリーズ20世紀中国史[全4巻]
第1巻 中華世界と近代
19世紀から20世紀初めにかけて,中国は「西洋」「近代」と本格的に対面し,「伝統」体制の変容や再編を経験した.だが,変化の様態は多様かつ重層的であり,体制や構造の変化しない部分もそこかしこに見出される.本巻では,中華世界の構造と近代におけるその変容,19世紀以降の社会秩序の動態と再編の過程,ナショナリズムと文化変容,という三つの側面から,「不変」と「変」,「内」と「外」,「伝統」と「近代」が錯綜しモザイク状に入りまじる20世紀中国の歴史を清朝時代と接続しつつ,長期的スパンで俯瞰する視座を提供する.
第2巻 近代性の構造
20世紀前半の中国は,欧米や日本との密接な関係のなかで,王朝体制の崩壊に象徴される政治的変化,工業化の模索にみられる経済的変化を経験した.すなわち,中国はこの時期,近代化に向けて大きく舵を切った.そして,この過程は社会の制度化の過程でもあった.本巻では,こうした中国社会の変化を中央や地方のありかた,国際社会との関係,さらには領土認識という政治空間の変化,農村や都市における社会秩序の再編,近代的な経済秩序や技術・観念との遭遇,から明らかにし,中国における「近代性の構造」の様相を具体的に示す.
第3巻 グローバル化と中国
日中戦争,第二次大戦,朝鮮戦争,東西冷戦が続く苛烈な環境下,中国は,すでに1930年代の国民党政権時代から統制計画経済を軸にした国づくりに望みを託し,50年代以降,共産党政権の下で大躍進,さらには文化大革命という苦い蹉跌を繰り返した.それに対し70年代末の転換以降,グローバル化(中国語の全球化)に対応し「改革・開放」の新たな国造りが進んでいる.本巻は,政治システムと政治過程,思想と文化の空間,社会経済と民衆,という三つの側面から,その全体像を歴史的に明らかにする.
未刊 第4巻 現代中国と歴史学
変貌する現代中国を広い視野のなかで認識すべく,内外の中国史研究も面目を一新した.今までにない視点と方法が提起され,多種多様な歴史学が進展している.その最前線を中国,台湾,アメリカ,韓国および日本に追い,背景にある歴史学研究の方法の変化,政治的状況や国際関係の変化などを検討する.また,本シリーズを出発点としてより理解をふかめるための手がかりとして,20世紀中国史関連年表と20世紀中国史文献目録,および全巻を鳥瞰する総索引を付す.
各巻詳細
第1巻 中華世界と近代
総論 持続・変容する世界および他者との邂逅 村田雄二郎(東京大学)
第I部 中華世界の構造と変容
1 清末の対外体制と対外関係 岡本隆司(京都府立大学)
2 中国的世界像の変容と再編 茂木敏夫(東京女子大学)
3 交通通信と帝国システムの再編 千葉正史(明治学院大学)
第II部 社会経済の動態と再編
4 沿海社会と経済秩序の変容 村上 衛(横浜国立大学)
5 清代後期における社会経済の動態 吉澤誠一郎(東京大学)
6 中華帝国財政の近代化 岩井茂樹(京都大学)
第III部 ナショナリズムと文化変容
7 辛亥革命の心性――湖南省の民衆文化を中心に 藤谷浩悦(東京女学館大学)
8 「藩部」と「内地」――20世紀前半の内モンゴル 広川佐保(新潟大学)
9 近代中国ナショナリズムの感情・思想・運動 黄興濤(中国人民大学)(小野寺史郎訳)
10 中華民族論の系譜 村田雄二郎
第2巻 近代性の構造
第I部 政治空間の再編
1 政治制度の変遷と中央・地方関係 金子 肇(下関市立大学)
2 地域社会の構造と変動 田中比呂志(東京学芸大学)
3 国際社会と中国外交 唐啓華(国立政治大学)(戸部健訳)
4 歴史学者と国土意識 吉開将人(北海道大学)
第II部 社会秩序の変容
5 農村社会と政治文化 笹川裕史(埼玉大学)
6 近代教育と社会変容 高田幸男(明治大学)
7 都市中間層の形成と大衆の時代 岩間一弘(千葉商科大学)
第III部 近代化の位相
8 中国と世界経済 城山智子(一橋大学)
9 通信メディアの展開と国際関係 貴志俊彦(神奈川大学)
10 衛生の制度化と近代性の連鎖 飯島 渉
第3巻 グローバル化と中国
総論 全球化の奔流と主体としての中国 久保 亨(信州大学)
第I部 政治システムと政治過程
1 社会主義下の党・国家と社会 高橋伸夫(慶應義塾大学)
2 大陸と台湾の一党独裁システム 松田康博(東京大学)
3 戦後の国際環境と外交 川島 真(東京大学)
4 近代法制の形成過程 高見澤磨(東京大学)
第II部 思想と文化の空間
5 リベラリズムとナショナリズム 水羽信男(広島大学)
6 言論・出版の自由 中村元哉(南山大学)
第III部 社会経済と民衆
7 近代的企業の発展 富澤芳亜(島根大学)
8 農村社会からみた土地改革 山本 真(筑波大学)
9 生殖コントロールとジェンダー 小浜正子(日本大学)
10 統制と開放をめぐる経済史 久保 亨(信州大学)
第4巻 現代中国と歴史学
はじめに
1 日本の20世紀中国史研究 久保 亨・村田雄二郎・飯島 渉
2 大陸中国の民国史研究 陳紅民(浙江大学)(小川唯訳)
3 世紀転換期台湾の中国近現代史研究 張力(中央研究院)(光田剛訳)
4 近代中国研究の史料と史学 桑兵(中山大学)(竹元規人訳)
5 韓国の中国認識と中国研究 白永瑞(延世大学)(金友子訳)
6 アメリカの中国近現代史研究 リンダ・グローブ(上智大学)(須藤瑞代訳)
7 文明史としての中国近現代史 上田 信(立教大学)
20世紀中国史関連年表
20世紀中国史文献目録
総索引
刊行にあたって
2009年は,中華人民共和国の成立からちょうど60年にあたる.社会主義化を進めた前半の30年と改革・開放により市場経済化を進めた後半の30年,それはまさに疾風怒濤のふきあれる激動の時代であった.そして21世紀の今日,中国は国際社会において決定的な重みを持つ存在となった.さまざまなメディアの報道のなかで,また政治学,経済学,社会学などの学問領域で,「中国」が論じられない日はない.
しかし,めざましい成長の反面,都市と農村,沿海と内陸などの地域的な格差は依然として大きく,また,階層間の貧富の格差も表面化している.そして,民衆の政治参加のあり方をめぐる問題や環境問題など,中国が直面する課題はまさに山積している.他方,台湾(中華民国)の国家や政治も大きく変化した.国民党から民進党へ,そして国民党へという政権交代は,台湾政治の流動化を象徴している.
では,中国社会(大陸の中華人民共和国や香港,台湾)は,いったいこれからどこに向かおうとしているのか? また,中国と日本や世界との関係は今後どのようになっていくのだろうか?
こうした素朴ではあるが大切な問いを発するとき,歴史をふりかえることこそ,実はもっとも有効である.なぜなら,現在の中国がかかえるさまざまな問題とは,社会主義化や改革・開放のなかで新たに登場したわけではなく,より構造的歴史的なものだからである.実際のところ,問題の多くは,近代に先行する清朝中国の時代に,さらには長い王朝体制のなかで蓄積されてきた「歴史の重み」を抱えている.現在の中国が直面している課題の多くは,社会科学的な,あるいは自然科学的な研究方法に歴史学的なアプローチを組み合わせることによって,はじめてその本質を理解することができるに違いない.
本シリーズは,以上のような視点から,「中華世界」と近代の邂逅,中国の直面した「近代性」の構造,さらには「グローバル化」のなかでの中国の変化に注目しながら,「20世紀中国」の歴史と現在の中国を重ね合わせて考える手がかりを示し,中国への理解を深め,ひいては,中国と日本,中国と世界のよりよい関係の構築に寄与することを目的としている.
編集委員 飯島 渉・久保 亨・村田雄二郎
【版主注】這裡面認識川島 真(東京大学)、張力(中央研究院,應該用南港研究院,才會清楚。)2人。
以上雖然只是介紹書籍出版的片段,但確是反應當前的國際現象。做為不是知日或研究日本的台灣素人(外行人),最近聽到「日本有可能成為中國日本省」,「叢書 中国的問題群」正是反應對成為「中國日本省」的恐懼。這當然值得大家去注目的重要焦點。
2011-02-12, 9:54 上午
『新編 原典中国近代思想史』
全書構成:
1. 開国と社会変容
――清朝体制・太平天国・反キリスト教
2. 万国公法の時代
――洋務・変法運動
3. 民族と国家
――辛亥革命
4. 世界大戦と国民形成
――五四新文化運動
5. 国家建設と民族自救
――国民革命・国共分裂から一致抗日へ
6. 救国と民主
――抗日戦争から第二次世界大戦へ
7.世界冷戦のなかの選択
――内戦から社会主義建設へ
開国と社会変容
新編」総序
「旧編」総序
凡例
地図
解説(茂木敏夫,菊池秀明)
1 清代後期の社会と思想状況
I 1 策略 厳如
I 2 練郷兵対 包世臣
I 3 『皇朝経世文編』序 魏源
I 4 平均について 自珍
I 5 西域に省を置く提案 自珍
I 6 郷職を復するの議 馮桂芬
I 7 節婦説,貞女説 兪正燮
2 開国と対外認識
(1)アヘン問題と対英戦争
I 1 アヘン厳禁政策の修正に関する上奏 許乃済
I 2 銀の流出を厳重に防ぎ,国本を培うことを論ずる上奏 黄爵滋
I 3 広州貿易を改善し正常化するための構想 林則徐
I 4 乾隆帝のイギリス国王に対する勅諭
(2)世界認識の拡大
I 5 『海国図志』原序,後序 魏源
I 6 瀛環志略(抄) 徐継
(3)開港場情報の形成とキリスト教
I 7 勧世良言(抄) 梁発
I 8 イギリス東インド会社の起源 前編・後編
I 9 中国と西洋の祭祀の異同について J.エドキンス(Joseph Edkins)
3 太平天国――民衆反乱の連鎖と体制再編
(1)洪秀全と上帝信仰
I 1 天父聖旨,天兄聖旨(抄) 蕭朝貴,楊秀清
I 2 洪秀全の幻想(抄) T.ハンバーグ(Theodore Hamberg)
I 3 原道醒世訓,原道覚世訓 洪秀全
I 4 天条書
I 5 頒行詔書
(2)太平天国政権の構想
I 6 天朝田畝制度
I 7 資政新(抄) 洪仁
I 8 売春,アヘンなどを禁止した布告 韋俊,石凰魁
I 9 羅大綱,呉如孝のボンハム公使への書簡
東王楊秀清のイギリス公使ボンハム宛文書
I 10 1862年1月1日付幼賛王蒙時雍らのビナム海軍中佐宛返書
(3)太平天国と中国社会
I 11 李秀成の供述書(抄) 李秀成
I 12 洪仁の供述書(抄) 洪仁
I 13 乙丙日記(抄) 汪士鐸
I (3)14 思痛記(抄) 李圭
I 15 粤匪を討伐すべき激文 曾国藩
(4)民衆宗教・民族社会・地方武装組織などの動向
I 16 上海小刀会の首領劉の告示
I 17 捻軍首領張洛行の告示
I 18 山東の黒旗軍の告示二通
I 19 杜文秀と大理漢人紳士の訴え 恩桂,李培ら
(5)体制の危機とその打開への模索
I 20 西商租地,開捐例 毛祥麟
I 21 局外傍観論 R.ハート(Robert Heart)
I 22 天文算学館についての反対意見 倭仁
4 仇教運動から義和団の活動へ
(1)キリスト教布教と「仇教」
I 1 湖南全省による檄文
南昌教案の処理に関する沈葆の上奏
I 2 天津教案への対応に関する上諭
戦闘の回避を求める曾国藩の上奏
I 3 伝教 上・下 王韜
(2)義和団の蜂起
I 4 山東の教案処理に関する上奏 毓賢
I 5 義和団のビラ三件
I 6 義和団は中国に功績あることを論ず
I 7 崇陵伝信録(抄) 毓鼎
年表
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http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/028221+/top.html
――清朝体制・太平天国・反キリスト教